【民間向け】某H社製耐刃防護衣を紹介する
更新をサボり過ぎて日警装備分野から足を洗った疑惑(?)のあるシロメです。大変お久しぶりでございます。
イベント目白押しの2021年を超えまして、本来なら装備品の研究やら製作作業も進めたいのですが、まぁ今年はそうも行かないかなぁ…と。
そんな中で定期的にご来訪頂いている皆様に改めて感謝申し上げたいのと、遅筆ながら引き続き日警装備に関する研究を進めてまいりますので今後ともどうか宜しくお願い致します。
さて、今回は以前からリクエストを頂いていたとある装備品。
結構前に「警視庁型耐刃防護衣について」https://shiromedivision.hatenablog.com/entry/2020/02/18/173800 にて警視庁型と同じ前面ファスナー式の比較対象として出した民間向けの防護衣です。
製造元は伏せますが、現在楽天市場で購入可能なGSC社製の物とはまた違った一品。
前面、背面にそれぞれ反射材が縫い付けてあります。宮城県警とか福岡県警型を彷彿とさせますね。
そう言えば令和3年度の宮城県警に「改良型耐刃防護衣Ⅱ型外衣」みたいな名称で調達があったんですが、最新のリクルートページを見ても外見上本体に変化があったように見えず、一体何を改良したんだ?と。
「改良型」と言うのは、それこそ平成初期~中期に使ってたであろう古いタイプを更新して現行のにしましたよ、の意味でしょうか。
警視庁の交通執行用耐刃防護衣に反射材の色が赤とオレンジになった物が試験的(?)に配布されたのもあり、全国的に制服用耐刃防護衣に変化が加えられる時期か?とも思ったんですが
背面。
後ろは耐刃パネルが入れられない仕様。
ポケットは右胸に1つのみで、内仕切りの類は無し。
まぁ、明らかに警察向けの製品ではないので、警笛ポケットとか小物入れがそう幾つ有っても…感は。
耐刃パネルは前脇が一体化した所謂警察庁制定型。警視庁を除くほぼ全ての警察本部が前脇一体の凸型パネルを採用。
また別記事にしようとは思ってるんですが警視庁型と警察庁制定型との違いって、前面ファスナー式じゃなくて前部耐刃パネルの形状(前部と脇部の分離型か、一体型か)に求めるべきかと。
それこそ前面ファスナーは警視庁だけでなく、埼玉や大阪、納入年次によっては他の県警も使ってますし。
腰バンドはプラ角カンに通すタイプ。
警察庁制定型だと差し込みバックルな事が多いので、これも着用方法を異にする一要因だったり。
但し警視庁型と違って角カンが前身頃の端末にある訳ではなく、ポケットとの中間に。
マイクループは贈答用のリボンみたいなちょっとペラい奴。
重い懐中電灯やらスピーカーマイクなんかを一気に吊るのは向かなそう。
さて、こんな感じです。
最後に一応断りを入れておきますが、この会社は一般向けに商品を販売しておらず、特例も有りませんので問い合わせ等せぬ様お願い致します。
(かく言うシロメは何者という訳ではなく使用廃止品の名目で払い下げられ、流れた物をたまたま手にしただけだったり…)
そんなこんなで今日は以上です。