白目研究室

日警マニアを自称するニワカな何かが色々と書き連ねて行きます。マル機と現行日警装備中心に語りますが知識は中途半端で偏り有り。

【完結編】警視庁型耐刃防護衣を自作する話 その6

はてさて、お陰様で長く続いたこのシリーズも今回を以て一応完結となりそうです。

 

昨日の分https://shiromedivision.hatenablog.com/entry/2020/08/23/033604では耐刃パネルを、そして今日パネル入れを制作し完成と相成りました。

 

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外から見える面は至って普通に出来てそうですが

 

裏っ返すと…

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溢れ出る投げやり感()

裏面はあと少しというところでメッシュ生地を切らしてしまい、新しく調達する手間もコストも惜しいためナイロンで代用。まぁ実際にどうなってるのか外見からじゃ分からないのでコレでも良いでしょう

 

接着面を間違え2,3回全部ほどいて縫い直してを繰り返してたのでこの辺ホントに作業が雑になってます。反省反省。。。

 

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前パネルと併せて装着してみる

 

悪くない。

 

全景。

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うーん、悪くない(本日2度目)

 

着心地についてですが

・この現行の警視庁型耐刃防護衣という物、脇腹防護板のせいで大変着装しづらい。

 

重量のある脇腹防護板をたかだか数cm幅のベルクロで保持してるだけなので、着装時にすぐ剥がれ落ちます。

 

現職さんなりのやり方が有るのでしょうが、明らかに時間は掛かりそうです。

※あくまで着装に難儀すると言うだけで、ベルクロで接着して腰紐を締めてしまえばなんら問題無いのですが。(2020.9.16追記)

 

前面と脇腹一体のいわゆる県警型と比して防護面積に優る上、着脱が可能なので用途に応じた使い方が出来、どちらかが損傷を受けても最小限の交換で済むので経済的であります。一方で、着装に不便(明らかに時間掛かる)で機動力や運動性に欠くかなぁ、と言う感想です。

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色々言っといてなんですが、あくまで模造品を使った素人に拠る感想である事、加えて特定の耐刃防護衣に対し確たる優劣を付けるものでもない事はご承知おきください。それぞれに良くも悪くも特徴があり、みんな違ってみんな良いの世界です。と言うのも現場で実際に着用されてる警察官の方の意見ならまだしも、一介のマニアがただ着用しただけであれこれ言うのはおこがましいと思うからです。

 

とは言え素人目にしても抱いた感想は感想ですので、先入観や偏見を排しつつ公平に事実や思った事を書き綴りたいと思います

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そんなこんなで、微妙にコレジャナイ感を残しつつも取り敢えず完成ということで。

 

今年2月半ばの着想から約半年かけてここまで来ました。時間だけでなくお金もだいぶ掛けちゃったなぁ、と

 

ノウハウは掴めたので予算と時間さえ有れば改良版や別のタイプを作っても良いかなとか思ってるんですが、一方で作業の面倒くささとかモノが完成した以上これ以上同じ事にリソースを割く余裕は無いかなとか思ったりして葛藤…